非公式 PC-9821BIOS ソースの最新版です。まりもさんからヤドカリブートのコードの利用許可を頂きましたので公開します。通常の98用ATA/SATAボードのROMに書きこむBIOSが必要な場合、バイナリで公開しているものをお使いください。もちろん、現在公開しているバイナリにバージョンアップが必要かつ対処可能な不具合が見つかった場合および機能強化が望める場合にはこのソースを改訂したものから生成してうpすることになります。現在、ソースとして公開するのは、特にヤドカリブートに関して、バイナリ配布が技術的にソースでの公開に比べ大変だからです。
まりもさんからお許しを頂き、ヤドカリブート対応ルーチンを盛り込ませていただきました。大変感謝しております。利用方法について詳しくはYADOKARI.TXTをご覧ください。原理は玄人志向のUSB5+eSATA-PCI でSATAからブートさせるに書かれているとおりです。手元の最新のソースとまりもさんが対応させたソースとはバージョンが違うこともあり、幾分変容した形で拙作BIOS中に実装してあります。したがって、不具合報告は私に送っていただき、まりもさんにご迷惑をおかけしませんようお願いします。
どるこむ98マニアックス掲示板[23848] SiI0680 と IT8212 ちょっとだけでSKMさんから情報を頂いたIT8212のコントローラ依存部IT8212.INCも含めます。大変残念なことに、当方ではどうやっても「ドライバインストール直後1回は起動できるものの、それ以降起動中に例外0Dが出て起動出来ないという不具合」が解決できませんでした。よって、バイナリ配布は自粛せざるを得ませんので、ソースのみで公開することとしました。
また、現在はブート不可能ながら、PC-9821X-B09のCHSパラメータに対応しSCSI-HDD互換として認識させるオプションもあります。その延長として32GB超えの時はヘッド63セクタ255をSCSIパラメータとして採用しました。まりもさんから情報を頂いたのですが、32GB超のときには98フォーマットでヘッド63セクタ255でフォーマットするとeSATAでホットスワップが可能であると言うことを教えていただいたためです。ただし、これは当方では余りきちんとテストしていません。SCSI互換でのブートが出来るようになっていないためです。FD起動した後ではアクセスできます。
Pericomブリッヂに対応したときに盛り込んだ非常時のアドレス指定を、より一般化して「IOアドレス強制指定」オプションとして強化しました。ヤドカリブートでのIOアドレス指定に関してはこちらで担います。
ただ、現在公開しているものから大幅に改善するとか言うことはないと思います。公開しているバイナリはそれなりにテストしているものなので、特に上記機能を利用したいというわけでなければ基本的にはバイナリ公開しているROMイメージを使うべきです。